​私は、妊娠中に赤ちゃんを失った経験を持っています。妊娠42週で自然分娩を迎えたものの、出産後30分で息を引き取りました。この経験を通じて、心と体のケアがいかに重要であるかを痛感しました。しかし、私はその時、整体やリラクゼーションを受けたかったものの、通えるところがありませんでした。産後整体は色々ありますが、元気な赤ちゃんがいることが前提で、亡くなったことを一から話す労力は使いたくない、そんな気持ちでした。そして、「同じような経験をしたママたちに、安心してリラックスできる場所を提供したい」と強く思い、整体サロンを作ることを決意しました。

私が考える「喪失体験」には、赤ちゃんを失う悲しみだけでなく、虐待や離婚、大切な人の死など、心に深い傷を負う出来事も含まれます。これらの経験は、心身に大きな影響を与えます。私自身も、児童福祉の仕事を通じて虐待を受けた子どもたちやその親と関わり、心の痛みを癒す大切さを痛感しました。喪失体験を乗り越えるためには、まず自分自身と向き合い、過去を整理することが必要です。過去の傷を癒し、心を整えることで、未来をより明るく迎えるための「レジリエンス（回復力）」が育まれます。そして、誰かのサポートを受けながら、その痛みを少しずつ癒していくことが大切だと感じています。

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由心庵では、特に妊娠中や産後のママたち、そして大切な人を失った方々が安心してリラックスできる場所を提供しています。心の痛みや体の不調を改善し、心身ともにリラックスできる環境を整えています。整体やハーブベッドを使った施術では、体の歪みを整え、気や血の巡りを良くすることで、心と体を癒します。特に女性にとって、子宮や骨盤の柔軟性はとても重要です。心と体は密接に繋がっており、心の不調が体に現れることも多いので、経絡整体を通じてその流れを整えることができます。

また、私は経絡整体に加えて、個別セッションやエネルギーワークも行っています。エネルギーワークは、心と体のバランスを整えるために非常に効果的な方法です。エネルギーの流れを調整することで、心の中に溜まったストレスや痛みを解放し、深いリラックス状態を促します。このエネルギーワークを通じて、皆様がより良い心身の状態を取り戻し、癒される手助けをしています。

私の経絡整体の技術は、東洋医学に基づいており、夫の健康不調がきっかけでこの分野に興味を持ちました。複数の病院を通いながらも改善しなかった夫の体調が、整体と漢方治療を取り入れることで劇的に改善された経験から、私は経絡整体の資格を取得しました。自然治癒力を高める施術を通じて、心と体の不調を改善し、より楽に生きるサポートをしています。

由心庵では、赤ちゃんを待つ妊婦さんやお空に赤ちゃんを送ったママたち、大切な人を失った方々にとって安心して訪れることができる場所であり、心と体を癒すためのサポートを提供しています。また、どなたでもリラックスできる空間として、心身の健康をサポートしています。私は、すべての女性が自分らしく、穏やかな日々を送れるようにお手伝いをしていきたいと考えています。